チュッと唇が軽く重なると、バチッと視線が絡み合って。
まるでスイッチが入ったかのように、希夜くんのキスが降ってくる。
何度も角度を変えながら重なるかと思えば、首筋や耳にもリップ音が響いて。
学校で、しかも学園祭中にこんなことをしているなんて罪悪感でいっぱいだけれど、それでも、希夜くんに触れられてることの幸福感の方が上回っていて。
「……んっ、」
やたら声が響く教室が憎くて。
甘すぎる希夜くんのキスで、とうとうその場にしゃがみ込んでしまう。
「……ちょっと待って、希夜くん」
「待たない。二見と喋ってた罰、二見にその格好見せた罰」
希夜くんだって、息が上がってるのに。
全然止めてくれる気配がない。
「俺ばっかりでおかしくなればいい」
そんな風に呟いて、再び、とろけるようなキスをしてきて。



