「え、私たちのクラスってなにするんだっけ」
「今のところスタンプラリーになりそうって。それぞれが好きなコスプレして、参加者にはクイズ形式でそのいろんな格好したクラスメイトを見つけてもらうの。一応3ゲーム用意してて、スタンプをより早く集められた上位3人に景品が当たる、って感じかな」
「へ〜面白そうだね!」
「面白そうだねって、この間のHRで説明してたじゃん!」
「あれ、そうだっけ」
舞子は「全く〜頭の中須永くんのことでいっぱいか」なんて言いながら私の頭を軽く小突いた。
コスプレ……か。
「みんなが自分の着たい格好が決まってからクイズを考えるから、早めに考えなきゃだよね〜」
「舞子は着るもの決まってるの?」
「全然。あ、なんなら花純とお揃いとかセットな感じがいいな〜!」
「えっ、なにそれ楽しそう!」
「お、じゃあ今度の休み、どんなのがあるか見に行こうよ!あ、須永くんとの予定とか大丈夫なら」
舞子の気遣いにほっこりしながら、「大丈夫!」といって、休みの日に久しぶりに舞子と出かける予定ができた。



