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「え、お母さんもう帰って来ちゃうの?早いね!」
お昼休み。
恵美さんのお手製の弁当を食べるのも今日が最後か、としんみりしながら、舞子に同居が終了することを伝える。
「あと一歩だったのにね。一緒に住めないと告白するタイミング難しくない?花純、自分から須永くんのこと呼び出したりできる?」
「えっ……あっ、」
そうだ。
すっかり忘れていた。
昨日今日にあまりにも色々なことが起こりすぎてて。
舞子にまだ、何も説明できていなかったや。
私と希夜くんがまさか昨日付き合うことになったなんて思うわけないよね。
「あ、あのね、舞子」
私は持っていたお箸を置いてから、舞子に希夜くんとのことをゆっくりと説明した。
話しながら時折、希夜くんに言われた言葉とか、されたことを思い出しては顔が熱くなって。
穴があったら入りたいと思うぐらい恥ずかしくてしょうがなかったけど、舞子は驚きながらも、自分のことのように喜んで前のめりで話を聞いてくれた。



