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「んっ……」
優しい光が瞼に触れる感覚。
ゆっくりと目を開く。
カーテンから差し込む太陽の眩しさに一瞬目を閉じて、またゆっくりと開いて。
朝……。
えっと、確か昨日は……。
「おはよう、小山さん」
っ?!
穏やかな声が隣からしたので顔を横に向けると、綺麗な顔が微笑んでこちらを見つめていた。
「き、希夜くんっ!」
驚きでガバッとベッドから身体を起こす。
「あれ、小山さん、昨日のこと覚えてないの?」
「へっ、昨日……」
えっと……。
頭をフル回転せながら周りを見渡せば、ここは希夜くんの部屋。
それから……。
『俺も、小山さんが好き、すごく好き』
「あっ……」
だんだん頭が冴えて記憶を辿る。
熱い吐息に絡まる手。
柔らかい希夜くんのくちび……。
「ひぃぃっ!」
完全に思い出してしまった私は、思わずガバッと布団をかぶって隠れる。
一気に熱くなる顔。
そうだ、私、希夜くんと……両想いに。
夢、じゃないんだよね?!



