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「……まじか、」
先にカフェに来ていた舞子に、宿泊研修で二見くんに会ったことを伝えると、舞子はそう呟いて頭を抱えた。
「あいつになんかされたの?!なんかやなこと言われた?!もしかして、花純が元気ないのって……」
最悪の事態を想像したのか、顔を青ざめて泣きそうな顔で私を見つめてくる舞子。
普段は強気な彼女が、あんまり悲しそうな顔をするのでこっちまで目頭が熱くなってしまった。
「ううん、大丈夫、大丈夫だったの」
「ほんと?話したの?二見と」
舞子の問いに小さく頷く。
「ちゃんと謝ってきた?いや、謝ってもこっちは当然許さないんだけどね!もしかして、須永くんと花純の仲を邪魔したとかっ」
だんだんと二見くんへ怒り気味になる舞子をなだめるように「そうじゃないの」と言いながら首を振る。



