「ははっ、ビックリしてるwそりゃそうだよな、か弱そうな俺がこんな低い声だとは思わねーだろw」


こいつわざと、か弱いフリをしてあいつの思い通りにしようとしてたとか...?

でもそんなことするなら堂々と戦えばいい話じゃ...


「混乱してるな?良いよ、教えてあげる、どうしてか弱そうにしてるか」


そう言って彼は、か弱そうにしてる方が名前を知られなくて済む、だとか色々私に話してくれた。


「教えてくれてありがとう」

「あのさ、お前、なんでこんな所にいるんだ?」


え、どうしてそんなこと聞くんだろ?他人なのに...


「えっと、家出をして適当に歩いてたらあなたが喧嘩売られてたから」

「ぶっw家出とか子供かよw」


彼はお腹を抱えながら笑っていた。

そ、そんなにおかしかったかな?