君だったんだよ。

「ん?俺?俺の名前は雷だ」

「雷...さん」

「この顔で雷って似合わないだろw」

「ううん、そんなことない。むしろその名前しか思い付かない」


本当にそう思った。

この人が怒ったら雷が降ってきそうなくらい怖そう...って言ったらまずいよな。


「...よく恥ずかしいこと言えるよな」

「え?恥ずかしいことかな?」

「鈍すぎ...」


そう言ってまた頭を撫でてきた。

雷さんって頭撫でるの好きだよね。

なんか撫でられてて落ち着くな...


くすくすくす...


ん?なんか笑わせて...

え!?なんでみんなニヤニヤしてるの!?


「なんかカップルみたいでいいっすねw」

「雷さんに彼女ー!?」

「え!?」

「おい!!ちげぇーから!!」


雷さん達、子供みたいにはしゃいでる...

なんか面白い。