都の剣〜千年越しの初恋〜

水月がそう言いながら、空中から弓を取り出す。水でできた美しい弓だ。

オカミがヤマタノオロチに噛み付き、水月が矢を放つ。オカミが動くたびに、雨のように水滴が地面に降り注ぐ。水月の放った矢も、水の放物線を空中に描く。

「お雪!つらら!」

オオサギが氷の槍を手にする。

「はい!」

二人は返事をすると、空中へと舞い上がりヤマタノオロチに凍らせる術をかける。オオサギはヤマタノオロチの足を槍で攻撃した。

ヤマタノオロチは大きいため、体中を凍らせることはできない。それでも、二人は術をかけ続けた。

「葉月!私たちも!」

「ああ!!」

沙月と葉月は見つめ合い、手をつなぐ。嵐猫が風を起こし、ふわりと宙へ浮いた。

「俺も手伝うぜ!」

「僕も手伝う!」

朧とひとめが言い、一緒にやって来た。来てくれたことに沙月は嬉しさを感じる。

「え〜い!!」

朧がお札を投げ、ひとめがヤマタノオロチを殴る。葉月が光線放ち、沙月も氷で攻撃をした。