朝練も終わり、
ちゃっちゃっと
ボールを片付け
教室へダッシュで行く。

それについて来るのも
芽衣だけ。

一生懸命、私に
付いてこようとする
芽衣が少し可愛いん
だよね////


正直、1年のバスケ部員は私の事なんか
相手にしてない。

むしろ嫌われてる?

ってそんな事ないか。


ガラっっ!

思わず強くドアを
あけてしまった私は
みんなから視線を
あびた。


「こわすなよー」

「そんな力ないから」

「あるさ今の力」


私にムカつく言葉を
毎日毎日、言ってくる
人は、石栗 進。


こいつは、小学校からの腐れ縁。

こいつの顔を見るたびにイライラする。