ご飯を食べているときの遥は普通だった。 お父さんは仕事でまだ帰ってきてなくて、お母さんと遥が話してわたしはもくもくと食べる、いつもと変わらない食卓だった。 早く寺島くんに会いたいと思った。 会ってちゃんと話してみたい。 信じてみたい。 遥と話して気分が落ち込んでいたけど、寺島くんのことを考えると心があったかくなった。 この気持ちがなんなのか、自分でもわからなかった。