『俺さ、完璧に友美ちゃんには嫌われてるだろうね。』
『そうだね。わたしから好かれてたらいいんでしょ??』
『うん、それさえあればもう他になにがあろうがどうでもいいや。』
そう言ってわたしの左手を取って繋いだ。
そして俊は近くに停めてある黒の四角い車の鍵を開けた。
『俊、免許取ったの?車買ったの?』
『うん。バイクはもうないよ。』
そう言って助手席のドアを開けてくれた。
『いいよ、そんなに丁寧に扱わなくたって。』
『逃げたら困るし。』
『バカだね、ほんとに・・』
そう言って車内を見渡した。
ほんとに何もない車の中。
でも俊の香りがした。
香水とタバコ。
『それじゃ・・飼い主に挨拶に行きましょうか。』
『えっ、それって・・・』
『原口さん。荷物はもうまとめてあるらしいから。』
孝浩くん、どうして黙ってたの?
どうして勝手にこんなこと・・・。
そして車は走り、孝浩くんの家に着いた。
車内ではわたしは孝浩くんにどういう態度を取ればいいのかわからず混乱していた。
車を降りてもポツポツと俊の後ろを歩いた。
そして玄関を俊が開けた。
『そうだね。わたしから好かれてたらいいんでしょ??』
『うん、それさえあればもう他になにがあろうがどうでもいいや。』
そう言ってわたしの左手を取って繋いだ。
そして俊は近くに停めてある黒の四角い車の鍵を開けた。
『俊、免許取ったの?車買ったの?』
『うん。バイクはもうないよ。』
そう言って助手席のドアを開けてくれた。
『いいよ、そんなに丁寧に扱わなくたって。』
『逃げたら困るし。』
『バカだね、ほんとに・・』
そう言って車内を見渡した。
ほんとに何もない車の中。
でも俊の香りがした。
香水とタバコ。
『それじゃ・・飼い主に挨拶に行きましょうか。』
『えっ、それって・・・』
『原口さん。荷物はもうまとめてあるらしいから。』
孝浩くん、どうして黙ってたの?
どうして勝手にこんなこと・・・。
そして車は走り、孝浩くんの家に着いた。
車内ではわたしは孝浩くんにどういう態度を取ればいいのかわからず混乱していた。
車を降りてもポツポツと俊の後ろを歩いた。
そして玄関を俊が開けた。