藍が言った事は、
「お兄ちゃんも私も、お姉ちゃんとは合わなかった…」と言う事だった。
そりゃそうだ、だって私は君達の本当の家族じゃないから…
藍の言う通り、私と君達の血が合うわけがない。移植できる事なんてほぼ無いのだから…
「そっか。大丈夫だよ。藍。また、お姉ちゃん藍に勉強教えてあげる。2人で良くなって、お家に一緒に帰ろ?」私は笑顔で言った。
「うん。」と藍は泣きながら言った。

私は藍と叶うことのない約束をしてしまった気がした。

「姉さん…」私はある人たちが病室の外で、私達の会話を聞いてるなんて思わなかった。