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そのまま家に戻ってきたあたしは、お菓子の缶の箱を準備して、その中に日記を入れた。


しっかりと蓋を閉め、簡単に開封できないようにガムテープで蓋の周りをぐるぐる巻きにする。


そして、蓋の上に神社で拾ったお札を張り付けた。


一連の作業を終えると、ホッと息を吐きだす。


これで沙希の呪いは封印された。


もう二度と、あたしの身の回りで変なことは起きないだろう。


あたしはそう思い、缶をベッドに下に隠したのだった。