それなら、まだ大丈夫だ。


あたしは少しだけ安堵して明日香を見下ろした。


窓の外は随分と暗くなってきているから、早く学校から出た方がよさそうだ。


「ここで待ってて」


あたしは2人へ向けてそう言い、部室を出たのだった。