「まだその川にあるかもしれない。探しに行こう」


「今から?」


あたしは驚いて和人に聞き返した。


「昼間探すわけにはいかないだろ? 幸いライト持ってるし3人いれば見つかるかもしれない」


そうかもしれないけれど、川に投げ捨ててからもう何時間も経っている。


まだ川に残っている可能性は低かった。


「案内してくれるよな?」


和人の言葉にあたしは頷いたのだった。