「そうだ、あたし今靴が欲しいんだよねぇ」
思い出したように美世が言った。
「いいね。買い物に行く?」
「その前に、どんな靴が似合うか教えてもらわないとね」
美世はそう言ってスマホを取り出し、アプリを起動した。
すぐにいつものウサギが姿を見せる。
「そっか。買い物に行く前に商品が決まれば時間がかからなくていいんだね」
あたしは感心してそう言った。
これからは先にウサギに質問をしてから出かけるのが正解かもしれない。
「新しい靴が欲しいんだけど、どんなのが似合うと思う?」
《ボクが解決してあげる! ブルーのミュールなんてどうかな?》
ウサギがそう言うと、何種類かのミュールの写真が表示された。
ネット上で勝手に検索してくれたようだ。
「夏っぽくてこれからの時期にはちょうどいいね。ブルーとか美世に似合いそう」
画面を見ながらそう言った時だった。
不意に美世が立ち上がり、教室を駆け出したのだ。
「ちょっと美世!?」
一体どうしたんだろう?
顔色が悪いように見えたけえれど……。
「行ってみよう」
あたしは佑里香と共に美世の後を追い掛けたのだった。
思い出したように美世が言った。
「いいね。買い物に行く?」
「その前に、どんな靴が似合うか教えてもらわないとね」
美世はそう言ってスマホを取り出し、アプリを起動した。
すぐにいつものウサギが姿を見せる。
「そっか。買い物に行く前に商品が決まれば時間がかからなくていいんだね」
あたしは感心してそう言った。
これからは先にウサギに質問をしてから出かけるのが正解かもしれない。
「新しい靴が欲しいんだけど、どんなのが似合うと思う?」
《ボクが解決してあげる! ブルーのミュールなんてどうかな?》
ウサギがそう言うと、何種類かのミュールの写真が表示された。
ネット上で勝手に検索してくれたようだ。
「夏っぽくてこれからの時期にはちょうどいいね。ブルーとか美世に似合いそう」
画面を見ながらそう言った時だった。
不意に美世が立ち上がり、教室を駆け出したのだ。
「ちょっと美世!?」
一体どうしたんだろう?
顔色が悪いように見えたけえれど……。
「行ってみよう」
あたしは佑里香と共に美世の後を追い掛けたのだった。



