美世はその画面を昌一へ見せた。


「すぐに洗脳されるよう、洗脳レベルを上げてるから」


「なに言ってんだよ、やめろ!」


ウサギが動いていてる間に、文字が見えかくれした気がした。


《ウサギの》


《言うことは》


《絶対だ》


《このアプリを》


《消すことは》


《できない》


《ウサギがいないと》


《お前は》


《――死ぬ》