このくらいのことで調子に乗っていれば、すぐに昌一を取られてしまうだろう。


ダイエットはもうすぐ成功しそうだから、またアプリに質問をしなきゃいけない。


そのくらいしないと、あたしと沙月では差があり過ぎるのだ。


「どうした?」


黙り込んでいるあたしを見て昌一がそう声をかけきた。


「ううん、なんでもないよ?」


あたしはそう答えて笑顔を浮かべる。


待っててね昌一。


あたしは絶対に沙月よりももっといい女になるからね……!