洗脳学級

「橋木君の方は自宅で首を吊って、貝谷君は廃工場で見つかったって」


「廃工場……?」


余計にわからなくて混乱する。


浩哉は自殺。


想は廃工場。


一体なにがどうなってるんだろう?


「先生が言うには、橋木君が貝谷君を廃工場に呼び出したらしいって」


そう言われて、わからなかったことが少しだけ見えて来た。


カノンをあんな目に遭わせたのだから、浩哉が黙っているハズがないと思っていた。


「まさか、浩哉が想を……?」


「その可能性もあるって……」


想を殺してしまったから、自宅で自殺したのかもしれない。


それなら話が通じる。


「お母さんごめん。ちょっと1人になりたい」


あたしはそう言い、お母さんに部屋から出て行ってもらったのだった。