冷酷王と儚き花の姫君

アルト「俺はアルトという。
君は?」

?「アルト様…と仰るのですね。
私は…」

アルト「ッ!!」

その綺麗な声で俺の名を呼んでくれたのだ。

胸の辺りが苦しい。

思わず彼女の手を掴む力を強めてしまった。

?「あの…
やはり熱でもあるのですか?」