「……」 ガラッとドアを開けると依茉の手を握った桃花ちゃんがいた。 「……窪田さん……」 「……藤井さん久しぶり……」 「……依茉? 窪田さん来てくれたよ」 藤井さんは涙ぐみながらピクリともしない依茉ちゃんにそう呼びかけた。 俺は依茉ちゃんに近づく。 管に繋がれた細い腕に、手足は痛々しく包帯で巻かれ、頭の包帯にも血が滲んでいた。 「……依茉ちゃん……」 1ヶ月ぶりに会えた姿がこんな姿なんて想像もしなかった。