「お守り、下手だし即興すぎんだろ・・・(笑)」

結愛のくれたお守り・・・

手作り感はあるけど時間なかったんだろうな。

「どこまでいい女なんだよ、結愛」

そう呟いて試験会場へと向かった。

この大学を受けるやつがもう一人いる。

門の前で俺を待ってるやつ。

「おせぇよ、陽翔。」

「わりぃな、太一」