「結愛の思いだ。ちゃんと読んでやってほしい」

泣くのを我慢してそう伝えた。

俺たちは結愛の家族に声をかけ帰ることにした。

帰りみんな無言だった。

大野達は涙が止まらない様子だった。

周りからみたらなにがあったってなるような光景だろうな・・・

「じゃぁな」

俺がそう言うと

「結愛は・・・結愛は笑ってた?」

大野に聞かれた。