「そっか・・・結愛は生きてる。よかった・・・俺は結愛が目を覚ますのを待てばまた会えるんだ」

素直にそう思った。

「陽翔君。君はなんてことを言うんだ。家族じゃないからそう言えるんだ。結愛は目を覚まさないかもしれないんだぞ?軽々しく良かったなんていうんじゃない。」

結愛の親父さんはすげぇ怒ってた。

でも

「俺は確かに家族じゃないです。でも結愛は俺の恋人です。俺が愛して結愛も愛してくれてる。俺が生まれて初めて恋をした女の子も俺が生まれて初めて愛した女も結愛だけです。大事な女なんです。だからこそ死んでほしくない。俺は自分が愛した女には生きてほしい。結愛しか愛せないんです。きっと結愛も同じ気持ちです。だからこそ俺は結愛が起きること信じて待ちます。起きたとき笑顔でおはようって言ってやります。」

本心をそのまま口にすることは恥ずかしいと思ってた。

でも今全然恥ずかしくなくてむしろすっきりした。