ずっと好き

私は、恋をしたことがない。いや具体的に言うと自分の恋に気づいていなかった。

「あーつまんな」
まだ日が昇る前の霧のかかった朝の登校。重いペダルを踏みながらそうつぶやいていた。
すると後ろからシャリシャリと自転車をこぐ音がして
「おはよう」
「!!。おはよぉ」
びっくりしたぁ。あっさっき挨拶してきたのは同じクラスの男子、木下蓮くんちなみに幼なじみです。
たまにこうやって挨拶したりする仲なんだけど今日は早いなぁ。
なんかいい日になるかも!
そんなことを思ってたらいつもは長く感じる時間も早く感じてますます心が軽くなった気分!
「あっ!あやちゃんおはよー」
「おはー」
この子は友達の沙梨(さり)ちゃん大人しめな子。
「なんか今日いつにも増してテンション高いね」
「そうなの!なんか今日はいい日になりそう。」
「あはは。それこの前も言っててテストで死んでたじゃん。」
「いやあの時はたまたまだし!」
「ふーん笑あっそろそろ先生くるよ。」
「あっ。ほんとだじゃあね」
「またね〜」

「えー2年の生活にも慣れてきたと思います。だからって気が緩んでるとこれから勉強も難しくなるのでついていけなくなりますよ。えっと.....」
めっちゃっ長いんだけど。あー飽きる本でも読もうかなぁ。ん?
斜め前の席のれんくんは、朝から爆睡かましてるし笑笑こくこくしてる可愛い〜!
はぁやっぱいい日になりそう私ってこんな単純だったっけ?そういえば最近れんくんをみてると嬉しくなったり心の奥がキュってして暖かくなったりするんだよねなんだろこれ?もやもやする。
まーいいや。今日もれんくん一緒に帰れるかな?
またれんくんのことを考えていたらあっという間に時間が過ぎて放課後、「今日部活?」さりちゃんが聞いてきて「うん。そうだよ!」って返すいつもの会話をした後私は着替えて急いで部活に行く「はぁ.....。部活やだなぁ」ソフトテニス部なんだけど最近は部活の仲間同士なかがすごくわるい。最初はほんの小さな事だったはずなんだけどまさか仲が悪すぎてチームの中で二つのグループになるなんて思ってもみなかったよ。
「やめたーい。」なんて言っていたらもう部活。
「まっ。辞めないけど」そう思ってちらっと隣のコート見たら、「いた...。」右側のコートの奥にれんくんを見つけた。最近はずっとれんくんを部活の間ずっと探してるんだよね。この前一緒にペア組んでる仲間にも「あや最近ソワソワしてるんだけどなんかあったん?」って心配されるほど笑
だってだってれんくんが悪い今まで気にしてなかったけどれんくんは、ちょっと日に焼けていて髪はサラサラくるくるの目に笑うと笑いじわが出来て可愛いとか反則すぎる。
「はぁ。私の幼なじみはイケメンですなぁ〜」
ひゅ。パコーーーン!
「痛!」ボーとしてたらボールが顔面にクリーンヒット。いくら柔らかいボールだとはいえ顔面は痛い
「なにやってんの!ぼーとしない!」球を打った仲間がそう私に注意してきたけど「まずごめんなさいじゃない!?」いや私がボーとしてたのが悪いんだけどさぁ。あー最悪ってチラってれん君の方見たら
バチ あっ目が合いましたね今バッチリ見られてましたわ川に飛びこみたい。
「マジかよ」
今日は、れんくんにいじられそうです