「予約?」と私が聞くと、彼は私の手を引っ張って、走り出した。私はされるがままについて行った。

「ここ。」と彼が足を止めたのは、駅から5分の場所に位置する高級レストランだった。
「ここって…」と私はポカンとしていた。
「お前、今日。誕生日だろ?だから、予約した。」と彼は言った。
彼の言う通り、今日は私の誕生日だった…
「はい。」と彼は私に手を出してきた。私はその手を取る。

彼にエスコートされながらお店に入り、席に着くとシャンパンが運ばれてくる。
私達はそれで乾杯した。
出て来た食事は全て美味しかった。