探し回っていると、部屋の隅に紙袋が置いてあった。
中を覗くと、カウントダウンがされていた。
1分を切っていた。
上司に連絡したら間に合わない。庭には人がいるから出す事もできない。色々と考えていると少しづつ迫っていくカウントダウン。
ボーッとしている頭では逃げる事なんて考えてなかった。
残り20秒。
「冬華!」私は誰かに抱えられた。その直後爆発した爆弾。背中に痛みが走った…
私を抱えたのは彼だった。