「菜乃?」 「わっ!」 後ろから聞こえたハルの声に乱暴に封筒をカバンの中に押し込んだ。 「…今、何か隠した??」 「え?ううん、何も…」 とっさに嘘をついてしまった…! 「ほんとに?」 ジーっと私をみるハルの目を直視することができない…! こんなの何か隠してますって言っているようなものだ。