隼人先輩は後ろから抱きしめたまま話してくれた。

最後抱きしめる力が強くなって・・・

先輩も苦しかったんだ・・・


「隼人先輩。何も知らないのに勝手に逃げ出してごめんなさい。でもね、私一人になっても浮かんでくるのは隼人先輩の笑顔で・・・だめなの・・・好きになちゃったから離れるなんて考えられなくて・・・」

「希衣。もう離さねぇ。俺を信じて俺についてきてくれるか?」

「うん。大好きだよ、隼人先輩・・・」

私たちは沖縄の海辺でキスをした。