全てを愛して


コンコンコン

ん??

コンコンコン

「誰だ??」

俺は玄関に近寄り、ドアスコープもないことに気付いた。

「これどうやって来た人確認するんだよ・・・」

錦「心愛~!!生きてるか~!!」

なんだ錦くんか・・・

ガチャ

猛「心愛なら買い物だけど・・」

凌「・・・・・・何で上半身裸なんですか??」

猛「何でって・・・ねぇ??」

瞬「俺を見ないで下さい。凌駕・・・言っただろうが・・・桜木さんいるかもしれないから止めとけって。」

凌「いやいやいや・・・まさか泊まったの!?」

瞬「そりゃそうですよね??」

猛「まぁね。」

凌「・・・・信じらんねーこのおっさん!!まさかヤっちゃったの!?」

瞬「ハァー・・・すいません、こいつシスコン度がちょっと行き過ぎてて・・・中入って良いですか??」

猛「どうぞ。」

慣れた感じで中に入り、冷蔵庫の奥から飲み物を出していた。

猛「ゼリーしか入ってないかと思ったよ。」

瞬「あいつ元々あった物の前に買ってきたの入れちゃうんですよ・・・まったくもー・・・缶珈琲ですけどいります??」

猛「頂くよ。」

凌「・・・・で??どうなったんですか??」

猛「付き合うことになりました。」

凌「・・・・あいつ・・・大丈夫でしたか??」

猛「・・・・・・泣きじゃくってた。誰もいらない信じたくないって・・・」

凌「・・・そうですか・・・泣いたか・・やっと泣けたんだな・・・」

錦くんと桐生くんは、ホッとしたような顔をしていた

瞬「優真と別れたから、泣くことができなかったんですよ・・・泣いてしまえば、きっと少しは楽になったんでしょうけど、楽になるつもりはなかったんでしょうね・・・そんな心愛に俺達は傍にいてやることしかできなかった・・・」

猛「君達がいなかったら、もっと早くあの子は壊れてたよ。心の底では、君達を支えにしてたんだと思う。」

凌「だと良いけど・・・」

猛「・・・まだマスコミにも流れてない情報なんだけどね、西園寺優真・・・女を孕ませたらしくて、結婚するんだって。」

「「!!!」」

猛「心愛に・・・何の影響もないと良いんだけど・・・」

凌「心愛は、そのこと知らないんですか??」

猛「話してないよ。昨日の今日でそんな話できないし・・・それに、心愛・・・そいつのこと悪く言わないでって昨日怒っちゃってたし、まだ好きなのかもしれねー。」

凌「・・好きとかじゃないんですよね・・・あいつしかいなかったから・・・俺ら心愛が一番キツい時期に県外の大学行ってたから、優真が支えてたのは確かなんです。俺らなんかよりもよっぽど信じてたと思いますよ。」

瞬「だから余計に・・・ショックが大きくて・・・」

猛「ねぇ、ちょっと聞きづらいんだけどさ・・・」

凌「なんですか??」

猛「心愛がさ・・・昨日ね・・・泣きじゃくってたし、本人は言ったこと覚えてないと思うけど、プロデューサーからされた時の話してたんだけど・・・何人も何人も何回もって言ってたんだ・・・相手はプロデューサーだけじゃなかったってことなの??」

「「!!」」

凌「そんなこと聞いたことないです。」

瞬「心愛がそう言ったんですか??」

猛「あぁ・・・無意識だと思うから確かな話だと思う。」

凌「・・・そうですか・・・」

二人はかなりショックを受けた様子だった