全てを愛して


「行けると思う??・・・カチッ・・・フー・・・会えないよ・・この1週間・・・ずっと電話もLINEも無視してるし・・・仕事とプライベートは分けてるつもりだけど・・・弱いね・・」

どんな顔して会えばいいのかわからない・・・

[弱くなんかねーよ・・・お前・・・このままで良いのか・・・]

「何言ってんの??良いに・・・決まってる・・・猛さんには他の女性が良いに決まってる・・・」

「お待たせ致しました。」

「ありがとうございます・・・・・私は本当・・・どうしようもない・・・」

[何が??]

「猛さんね・・・前に告白してくれたの・・・だけど私は受け入れられなかった・・・ううん、待ってほしいって・・・言っちゃった・・・本当は、断らなきゃいけなかったのに・・・・」

[何で??お前・・・好きなんだろ??]

「・・・私は汚れている。」

[そんことない!!]

「優ちゃんが・・・・そう言ったんだよ??・・・・優ちゃんが言ったの・・・お前が我慢すれば俺が幸せにしてやるから・・・一夜だけ、身体を開けば・・・俺はプロに・・・なれるって・・・我慢したよ私・・・我慢した・・・なのに・・・優ちゃんは・・・・」

[何も言うな、俺もいたからわかってるから・・・]

「違うの・・・二人で会ったときに・・・言われたの・・・」

[・・・]

「・・・お前は・・・凌駕と瞬にも身体を開いてたのかって・・・」

[は!?]

「・・・じゃなきゃプロデューサーに簡単に身体を開くわけないって・・・最低な奴だって!!!お前は俺を裏切り傷付けた・・・お前だけ幸せになるのは許さない・・・」

[あいつ!!!なんてこと言ってんだよ・・・]

「だから約束したの・・・・私は幸せにはならない・・・優ちゃんのことだけを想って・・・生きていくって・・・・なのに私は猛さんを好きになっちゃった・・・もう嫌になっちゃった・・・」

[心愛・・]

「もう・・・好きになるのは・・・やめる・・・もう猛さんとの関係は終わりにする。優ちゃんだけを想ってく・・・」

[お前は幸せになってもいいんだよ!!お前は純粋に優真を愛してたじゃねーかよ・・・何で否定しなかったんだよ!!!]

「したよ!!!!何回も何回も言ったよ!!!でも信じてくれなかった!!!」

[・・・]

「・・・・ハァー・・・・ごめん・・・凌兄に言っても仕方ないのに・・・・・すいません、おかわり下さい。」

[お前いい加減にしとけよ!!熱あるんだろうが!!迎えに行くからそこから動くんじゃねーぞ!!]

「・・・・ハァー・・・いい。もう帰る・・・今日はもう来なくて大丈夫だから・・・・凌ちゃん、明日午後から瞬兄も入れて3人で打ち合わせね??佐伯さんからの話も聞きたいから、午後までに書類まとめといて。」

[・・・心愛・・・ごめんな。]

「何が??」

[・・・明日午後じゃなくて、明後日にしよう。明日は休め・・・1日ゆっくりして、明後日までに治せ・・・な??]

「でも」

[いいから。全部治して・・・・前に進め。]

「??・・・わかった。」

幸せになれよ、心愛・・・

俺も瞬も・・・

あの人に全て託したからな。