「あ、ん…………」


俺が求めていたのは冬華だ
他の女性には食指が動かなかった
今は欲しくて堪らない


俺の告白に「はい」と返事をしてくれた冬華の手を引いて戸惑う冬華を俺の一人暮らしの部屋に連れてきた


早急に事を進めようとする俺に冬華は戸惑いながらも答えてくれる


「冬華、もっと聞かせて」

「なつ、ま、待って」

「待てないよ、四年待ったんだ」

「それは………あ、ん………」


それは、俺が手放したから
四年待つことになったのは俺のせい

だから、今は感じさせて
いま、ここに冬華が居ることを


胸の膨らみに口付ければ身体を反らす
反応の良い身体に
自分が今冬華を抱こうとしているのだと
冬華が俺に抱かれる事を望んでるのだと思えて身体が震えるほどの悦びを感じる

それと同時に沸き上がる疑問と小さな嫉妬心



「冬華………俺以外の誰かに触らせた?」


ピクッと冬華の身体が固まったのは見逃さない


小さな嫉妬心?
疑問を感じた時からデカイ嫉妬心だ


この身体に俺以外の男が…………
キスもセックスも俺しか知らなかった冬華の身体に………


そう思うと言い様のない感情が沸き上がってくる
嫉妬心だけじゃない



一度は手を離したのは紛れもない俺だ

その間に冬華が誰かに抱かれていても文句なんて言えない
それなのに…………