気が付けば、7時になっていた。どれほどゆっくりやっていたのだろうか、外は徐々に暗くなっていた。
海から近いのか波の音が聞こえる。
私は海を見てみたくなり浜辺に向かった。
砂浜に座って海を見ていた…

それから数分たった頃、私は不意に海に入りたくなった。
波は冷たかった…

私はそれでも足を止めなかった。月が私に悲しく微笑んでいる気がした…

後少し、後少し、そう思った…
でも、私は最後の歩みを進める事が出来なかった。