「凛子ちゃん。今日は徹夜だ。」 「え・・・?」 「今、向こうは真夜中。 現地時間が昼ぐらいになったら、 本人に直接聞いてみよう。 “車はどこにあるのか?” この目で堀部アズサの車の状態を確認するまで、グレーはグレーのままにしておこう。」 凛子ちゃんが再び、 堀部アズサの勤務先へ問い合わせる。 彼女の現地滞在先、その連絡先を手に入れたところで一旦昼飯に出掛けた。