「羅夢?」
それを機に何も答えなくなった。

「どういう事だ?!その刻印は何なんだ!」
と祐奈の父親は取り乱して、何を思ったのか羅夢の胸倉を掴み叫んでる。

「何してるの、父さん!!止めて!」

『良いの、祐奈。おじさん、そんなに教えて欲しいなら教える。…聞いた事、後悔しても知らないから…』

「っ!あ、あぁ…!」

『“赤い龍と白い龍が1つの十字架を囲ってる”刻印は…守り神が与えた称号。』

«つまり…何かから紅羽を守らねばならないと言った証。»