「ど、ど、どどどどうしてここに?!」

なんでいきなり入ってくるんだよ……

「クラスのやつに聞いたんだよ。一緒にご飯食べようと思ってな」

「あ、え、なるほど!うん!」

「しっかしいい天気だね~弁当が美味い!」

かなりジジくさいこと言ってるな……まあさっき同じこと思ってたのは内緒だけど。

「……なんだよ、じっと見て。(;・ω・)ハッ!弁当は渡さんぞ?!」

「いいよ……僕はもうパン食べたし」

「そっかw美味しそうだなそのパン。どこに売ってんの?」

「え?ああ、この近くのパン屋で買ってるよ」

「いいな~俺も食べたい!今度一緒に行こうぜ~」

「うん………」

そんな日が来るのかな……

「どうした?元気なさそうだけど」

「渉はさ、なんで僕と仲良くするの?……僕なんかと話してても楽しくないでしょ?」

「なんでって……んなもん俺が彼方と仲良くしたいと思ったからじゃん。それ以外に理由なんている?」

でも……僕は他の人みたいに明るいわけでも、話が上手でもないのに……

「彼方ってさ、明るいわけでも話しが上手な訳でもないかもしれないけど、俺の話、ちゃんと聞いてくれてるだろ?」

「それは普通のことでしょ…?他の人だってできるし……」

「お前はさ、自分と他の人を比べてばっかだけどさ、俺はお前のことが知りたいの。他の人のことが知りたいわけじゃないの。you see?」

「I see……?」

渉「よろしいd(˙꒳​˙* )」

そして僕らは見つめ合い、笑いあった。