『砂時計が止まる日』を読んでいただき、ありがとうございます。

作者の古賀結衣です。



今回の作品は私にとって初めて主人公が亡くなるという形の結末でした。



病気という秘密をかかえた主人公由羅が自分の望む未来と実際に進むであろう未来の違いへの葛藤。

そんな由羅と交錯し、由羅の気持ちを知って成長していく類や心菜たち。



そして由羅が最期まで望んだ願いと希望。




また主に蓮をはじめとする一夏、類と心菜などの残された人たちの心情を描けていたらと思います。



作者自身も由羅が亡くなるという結末を書くことはギリギリまで悩みました。



こんな形の結末は私自身も初めてなので、伝えたいことを上手く表現は出来ていないと思います。

けれど少しでも由羅の思いを感じていただければ幸いです。





本編の完結後、由羅から蓮への手紙を掲載しました。

本当は本編の中に組み込もうと思ったのですが、考えた末やめてこのような形を取らせていただきました。



所々リンクする2人の言葉に2人のお互いを思う気持ちを感じていただければと思います。





改めて最後まで読んでいただきありがとうございました。




Thank you for reading. 19.8.9.

古賀結衣