名もない詩集

頑なだった
私の心を
ゆっくりと
溶かして
抱きしめて
くれた人

だけど
誰より深く
私を
傷つけた人

もう
あの言葉を
聞く前には
戻れない

これからの私は
もう二度と
誰も
信じる事は
できない

愛する事は
あっても

けして
誰にも
愛されない
悲しい女に
なるでしょう

もう
誰にも
抱かれない
心も預けない
悲しい女に
なるでしょう