名もない詩集

あなたは
私にとって
ただ一人
信じて
いい人だった

始めに
約束したから
けして
裏切らない
私の手を
離さないと

けれど
夕べあなたは
全てを
ひっくり返した

もう
どれだけ
努力したって
元には戻せない

愛も
私の心も
過去も未来も
粉ごなにして
平気で
生きてられる人