視線を逸らし、気まずそうな表情を浮かべる。 アタシがした事と同じだから、罪悪感を持つ。 「ふーん」 「あの時はごめん!でも今は違うの」 「へぇー」 洸太はそう言ってベッドを指差した。 「はっ!?」 今更、驚く事はないじゃない。 このベッドで何回も抱いたと思ってんの。 だけど前のアタシとは違う。 前のアタシは、ただ寂しくて側に居て欲しいだけだった。 今は、本当に洸太が好き。 だからちゃんと想い合えるまでは抱かないって決めたんだ。