共に苦しみ共に悲しみ・・・共に辛さを共有し


傷ついた肉体を共有し涙を共有して抱き合ったとしても

不安が残る・・・


陽炎のように「愛」の言魂が愛ひと文字に飛び込んだ時


「愛」の一文字に魂が宿る・・


人間の想いでは言の魂を動かすことは不可能に思える。


心の糸に悲しみ・・苦しみ・・寂しさ・・虚しさを


紡ぎ合う中で愛の魂が織り込まれるのだ。


そう思えてならない・・・


愛を愛として伝えても届かない・・・


愛の命を紡ぎ合う時


言の命が刻み込まれるのでないだろうか・・