むらむらと胸騒ぎのする愛に惑わされて・・・ 灯りに揺れる暖簾を潜った・・ 満たされない心を抱え虚ろな目で ぼ~と前を見ると・・・ 見たくない・・会いたくない人がいた・・ 私の想いなどつゆ知らない彼は・・にこっつ~と笑った。 私の苛立ちを知っているのか知らないのか・・ しらけた笑みを何度か浮かべた彼・・ 心にもない笑みを私も浮かべた。 何故こんな仕草をするんだろう・ 自分を疑った。