スーッと誰かに追い抜かされた。 私は、自然と横目で確認した。 その瞬間、本日2回目、 血の気が引くのを感じた。 [アナタ…] 私は、走っているからか 声が出にくくなっていて 少し、震えながら問いかけた。 [え?] 振り返り私を見て [あー。柚杏先輩!!] そう、紛れもなく あの時の彼だった。