あたしが帰ろうともせずボーっと窓の外を見ていると信一が来た。 「あれ?信一。菜音と帰ったんじゃ・・・」 「いや~、たまには3人で帰りたいなーって思って。だめ?」 「ううん。じゃあ帰ろっか。」 あたしたちは菜音の待つ場所に行った。 菜音は携帯を打ちながら椅子に腰掛けていた。 「菜音、帰るぞ。」 菜音は携帯を打つのをやめ信一に飛びついて手を絡ませた。 「彩実も信ちゃんも遅い!」 菜音は頬を膨らませた。 それを信一がつぶした。