お兄にももうやめたらって言われるけどやめれるほど軽い恋じゃないもん。

隼人先輩は冷たいけど優しいところもある。

それに部活に私情は持ち込まないのは私の中のルール。

絶対諦めないもん。

午前の授業が終わって急いで売店へ。

隼人先輩がいつもいくから。

美紀と二人でダッシュした。

「隼人先輩!!!」

めんどくさそうに振り返った。

「なに」

ほら先輩は無視しない。

「会いに来ました!」

「で?」

「会いたかったから来ただけです」

「毎日それ言うね。春樹、拓也あと頼むわ」

先輩はそう言うと私から離れた。