「あー!まだ隼人先輩拝んでない!」

「また隼人先輩?もうやめなよ」

隼人先輩はバスケ部のエース。

クールで冷たい。しかも女嫌い。

だから相手にされないんだけど先輩に恋をしてしまった。

ひょんなことから恋に落ちてしまった。

私は走って下駄箱に戻った。

そろそろ来ると思うんだけどな・・・

「あ、来たっ」

「隼人先輩おはようございます。今日も大好きです」

毎朝必ず言う言葉。

返事はいつも決まってて

「あっそ」

これだけ。でも無視はされない。

「先輩今日もかっこいいですね。クール突き通しますか?」

「うるさい」

「あ、昨日お兄が大嫌いトマトを食べて泣いたんです。でも私面白くてお兄の大嫌いな野菜ジュース飲ませたらお兄に怒られました。なんかしたかな・・・あ、教室こっちなんでまた会いに行きますね!」

「来なくていい」

これもお決まり。

でも

「またあとで!」

そう言って逃げる。

これが朝の習慣。