「うん。「隼人!」ってお兄がきて私が泣いてた。お兄ったら真っ先に先輩のこと疑うんだから。でも話したら納得して隼人先輩に感謝してたけどね。その時にはすでに好きになってた。先輩にも言ってないけど・・・」

「そうか・・・隼人くんがそんな風に助けてくれたのか」

「先輩は私の頭をポンポンってして「負けんなよ」って言ってくれた。その時せっかくの人生、笑って過ごしたいって思った。バスケもねしたいって思ったの。でも入部できなかった。だから男バスのマネージャーをした。バスケは好きだから。」

その時だったな・・・

「先輩はお兄と仲良しだったからサッカー部だと思ってたんだけどね・・・って、だからね、お父さん。先輩のこと「いや、俺が教えるよ、希衣」

後ろのドアが開き隼人先輩が出てきた。