「ごめっなさい…」
「俺もごめんな。もっと早くちゃんと話すべきだった」
「ううん、湊から逃げてたのはあたしだから…」
「俺、何気に高宮組の若頭って呼ばれて傷付いたんだけど?」
「いや、あの時はその…ごめんなさい」
「毎日八弥さんと密着してるお前を見て、俺がどんな気持ちだったか分かる?」
「あの…湊さん?」
「着信拒否の挙句、毎日毎日他人行儀でまともに話してくれねえで八弥さんを選ぶお前にどんだけ我慢してたか分かる?」
「えっと…その…心の準備ってものが必要でして…」
ニッコリ珍しく笑う俺に、冷や汗をかく未衣をベッドサイドに追い詰める
「八弥さんの腕の中で俺の名前呼んでるんだっけ?どういうことか説明してもらおうか?」
「あれは不可抗力っていうか…!」
「なにがあったらそんな状況になるんだ?」
「…泣き疲れてはっちゃんに凭れかかって寝てた時に、寝言で呼んでたみたい」
「へぇ」
トン、と未衣の背中が壁に付いた


