眠り姫と総長様 Ⅲ


「お前らが頻繁にラブホに入ってく姿が目撃されてるがそれはどういうことだ」


別に八弥さんの公開プロポーズなんて、実はどうでも良かった


問題はコッチだ


陸が実際目撃していて、頻繁にネットでもあげられるこの話題


この前、未衣に一方的に気持ちを押し付け行為を進めようとしたあの日

俺の感情を支配したのは、未衣と八弥さんがラブホに入ってくのが目撃されたから


「……それも誤解だよ」

「あ?」

「篠原が何店舗か経営するラブホテル。集金に行くために出入りしてるの。決して、はっちゃんとそういう関係になんてなった事ない!信じてっ…」


小さい拳をぎゅっと握って、俯く未衣の目から涙が零れ落ちる


「あぁ。カッとなって怒鳴って悪かった。信じてたけど、どうしようもねぇくらい不安だったんだよっ…」


まだまだ俺の知らない未衣の色んな顔を知ってる八弥さんに、嫉妬した

俺以外の男に笑いかける未衣を見て、どうしようもなく不安だった