すぐ近くに停めていた車に未衣を乗せる
誰も口は開かない
ほどなくして倉庫に着き、俺は未衣をまた担ぐと総長室へ向かった
ベッドに優しく下ろすと、未衣は困惑した表情を浮かべていた
「未衣、」
「み、なと…」
なんとなく、声が震えている
「無理矢理傷付けようとしてごめんな…ごめん」
「み、なとは悪くない!」
そっと未衣を抱き締めると、すぐに腕を背中に回してくれた事に安心する
「たくさん泣かせてごめん」
「謝らないで」
「未衣の口から、話が聞きたい」
「……と言われても特に話すような事が実はないんだけどね?噂の誤解は、ちゃんと解きたいかな」
弱々しく笑う未衣は、俺から身体を離してベッドで向き合った


